一般公開開始!新しくなった姫路城の魅力とは!?
2009年から『平成の大改修』と呼ばれる改修工事が行われていた姫路城ですが、ついに3月26日に一般公開されました!
開城式典にはブルーインパルスも登場し、新しくなった姫路城を祝っていました。
そこで、新しくなった姫路城の魅力を紹介したいと思います。
あと1年早ければ…。姫路城の歴史
改修内容や魅力を紹介する前に、姫路城の歴史を紹介したいと思います。
姫路城の最初の持ち主は、2014年の大河ドラマ主人公として注目された『黒田官兵衛』。
もちろん、彼がこの城を治めていたころは今の美しい姿とは程遠い、石造りの先頭要塞でした。
ですが、昨年の内に改修工事が完了していれば、その経済効果は計り知れなかったことでしょう。
そんな姫路城が姿を変え始めたのは江戸時代のころ。
関ヶ原の合戦ののち、徳川家康の家臣である池田輝政が西国(関西)を監視するためにこの城を治め始めました。江戸時代はご存じのとおり300年続く太平の世。城も実用性を備えながらも美を競うもの・権威を示すものとなりました。
輝政が築城の際に防水性のある『白漆喰』を用いたこと、江戸時代風の天守閣を持った白となったことで、姫路城は現在の姿を得ました。
その後戦争でも奇跡的に焼け落ちることなく、現在ではユネスコの世界遺産に登録されています。
姫路城の解説と歴史を、専用スマホアプリで見れる動画で配信
姫路城の改修してグランドオープンをしたのは、決して城への観光客増加の為のビジネス目的だけということではありません。
地元の方の宝であることはもちろんですが、今や世界遺産である姫路城は人類の宝。
しっかりと守り、その価値を多くの人に伝えることが、大改修のそもそもの目的。
であるならば、より効果的に来訪者へ伝えることが必要。と言う事で、今回、それらを効果的に伝える新しい試みとして「AR( Augmented Reality)拡張現実」と言われる技術が導入されました。
ARポイント画像は姫路城お楽しみ大発見!より転載
専用アプリ「姫路城大発見」をAppStoreもしくはGooglePlayから落としてインストールしておいてください。
アプリのダウンロードの方法は姫路城お楽しみ大発見!が詳しいです。
お手持ちのスマホやタブレットを、フロア内にある「AR」と書かれたポイントにかざすと、城の説明動画を見ることができます。
もちろん、城内では無線LANのWi-Fiが完備されておりネットに接続が可能です。
あなたの端末に、実際に場外の敵に向かって鉄砲を撃った足軽や姫が登場して城内を説明して頂いたりなどとなかなか凝っています。
改修直後は『白すぎ城』!?
城漆喰を用い、屋根を末広に張り出したたおやかな姿が、鳥のシロサギと似ていることから『白鷺城』と呼ばれている姫路城。しかし、改修後しばらくはそのあだ名を捩って『白すぎ城』と呼ばれるそうです。
なぜだと思いますか?
一般的に日本人が想像するお城の屋根は『黒』であることが多いかと思います。これは、一般的なお城が瓦を多く屋根に用いているためです。
しかし、改修を終えたばかりの姫路城の屋根は『白』なのです。これは屋根の作り方を特殊にし、瓦の出ている面積よりも、漆喰の出ている面積が多いためだそうです。
そして、この『白すぎ城』の姿を見ることができるのは改修後数年ほど。
というのも、白漆喰は黒カビに弱く雨にさらされることで徐々に黒く腐食してしまうのです。
この姿を見るためには5年以内には姫路城を訪れることをお勧めします。
混雑状況がわかるサイトがある!
改修で話題を呼んでいる姫路城。特に改修直後・かつ白との桜とのコントラストとが楽しめる春は、混雑すること間違いなし!
そこでお勧めするのは姫路城管理事務所が出している混雑予想。
入場券の締切状況などもわかるようになっているため、訪れる方必見です。