もうすぐ訪れる天体ショー!2015年のこと座流星群
今回取り上げる天体ショーは『四月こと座流星群』。
この流星群はその名の通り、毎年四月に訪れる流星群です。
流星群は生まれたての彗星たちが纏うダストに光が反射したもの。
周期的に同じ場所を回る彗星がもたらしてくれる、観測しやすい天体ショーといえます。
今年のこと座流星群は、最高の条件とは言えないもののかなり観測がしやすいものとなっています。
この機会を逃さないための観測ポイントを紹介いたします。
残念ながら極大時には確認できない
彗星が最も地球に近づき流星群が観測しやすくなることを極大といいます。
残念ながら2015年四月こと座流星群の極大、日本時間では4月23日の午前9時頃。
太陽の光がしっかり出てしまっている時間なので、観測することができません。
22日、23日が良好!
では、条件のいい日はいつなのでしょうか?それは極大時を挟んだ前後の夜。
つまり4月22日の夜から23日の夜にかけてが、観測しやすい時間だといえます。また、両日とも新月を終えたばかりの細い上弦の月しか出ていないため光も少なく、観測しやすい状況です。
22日は比較的早い22時ごろから流星群が始まるため、少し夜更かしをしてもいい年頃のお子様と一緒に観測することもできます。
23日の流星群は観測しやすいものの夜半に輝き始めるため、お子様との観測には向きません。
ただし、23日の朝に早起きをして暗い時間の空を見上げれば、お子様とも観測を楽しむことができます。
観測できなかった場合は?見逃さないためには?
天気予報アプリで有名な『Weather News』ですが、この中に『星空Ch』という有料プログラムがあります。
実はアプリを運営しているWeather News社は、世界有数の気象観測・予想会社であると同時に、観測した気象・天体の映像を配信する通信社としての業務も行っています。
この『星空Ch』に登録しておくと、近隣で観測した天体情報が即時配信されるため、アラートがなってから窓を開ける、というのもアリですし、起きてからじっくりと配信された情報を楽しむこともできます。
また『世界の窓』という天体観測サイトでは、日本のみならず世界各地で観測した天体情報を随時更新しています。
こちらは無料であはあるものの、即時位配信やアラートといった機能はないため、後日ゆっくり…という方向けです。