父の日2015年はいつ?そもそもの由来は?
主な父の日は、6月の第三日曜日で、2015年は6月21日です。
しかし、これは全世界共通ではないことをご存知ですか。お国によって父の日は違うのです。父の日について、調べてみましょう。
由来とはじまり
ここでは、6月の第三日曜日を父の日とする由来についてみてみましょう。
1909年にアメリカ・ワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッド夫人が提唱しました。母の日の存在を知ったドット夫人は、男手1つで自分を育ててくれた父を讃え父の日を提唱したのです。教会の牧師にお願いして彼女の父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけといわれています。
最初の父の日の祝典は、その翌年の1910年6月19日に行われ、1916年には全米で父の日が認知されるようになりました。
1966年、アメリカ合衆国第36代大統領リンドン・ジョンソンは、父の日を称賛する大統領告示を発し、6月の第3日曜日を父の日に定めた。
1972年になり、アメリカでは正式に国の記念日に制定されました。
日本ではいつから祝う
日本では1950年代からひろまりました。
画像は日本ファザーズ・デイ委員会より転載
一般的な行事となったのは1980年代で、一般社団法人日本メンズファッション協会が母体となって「日本ファーザーズ・デイ委員会」を結成され、父の日を盛り上げてきました。
お花を贈る
母の日の花がカーネーションなのに対し、父の日の花はバラを贈ります。ドッド夫人が、父の日に父親の墓前に白いバラを供えたのが起源といわれています。1910年の最初の祝典の際には、父が健在の者は赤いバラ、亡くなった者は白いバラを身につけたと伝えられており、その後、定着していきました。
しかし、これはアメリカでのお話。日本では花を贈るという習慣があまりありません。
赤いバラなんてもらったら、びっくりされてしまいますね。では、何色を贈ればいいでしょうか。
日本ファーザーズ・デイ委員会が、父の日には「黄色いリボン」を贈るよう推奨しています。古来イギリスで「黄色」は身を守るための色とされており、この考え方がアメリカに渡り「幸福の黄色いリボン」となり「愛する人の無事を願うもの」となりました。
黄色いバラの花ことばは「献身」=家族を守る、ということを考えても、黄色いバラを贈るのがいいかもしれません。
世界の父の日
では、世界の父の日はいつか、見てみましょう。6月の第三日曜日がやはり多いようですね。
- 1月6日 セルビア
- 2月23日 ロシア
- 3月19日 アンドラ、ボリビア、イタリア、ポルトガル、スペイン
- 5月5日 ルーマニア
- 5月8日 韓国(「親の日」として)父母の日。儒教観に基づく「親孝行」の考えが強い韓国人にとって、この日はとても特別な日です。
- 5月の第3日曜日 トンガ
- 5月の昇天日 ドイツ(5月のキリスト昇天祭が父の日。日にちは毎年変わります。)
- 6月の第1日曜日 リトアニア
- 6月5日 デンマーク
- 6月の第2日曜日 オーストリア、ベルギー
- 6月の第3日曜日 日本、中国、アメリカ合衆国、プエルトリコ、インド、
- イギリス、カナダ、フランス、コスタリカ、ウクライナ、
- メキシコ、チリ、南アフリカ共和国、シンガポール
- 6月17日 パキスタン、グアテマラ、エルサルバトル
- 6月23日 ポーランド
- 8月の第2日曜日 ブラジル、サモア
- 8月8日 台湾「88」を「パパ」と読むからだそうです。
- 9月の第1日曜日 オーストラリア、ニュージーランド
- 10月の第1日曜日 ルクセンブルク
- 11月の第2日曜日 フィンランド、アイスランド、スウェーデン、ノルゥエー
- 12月5日 タイ
- 12月26日 ブルガリア
父の日の理念
「父の日」は「父親を尊敬し、称え祝う日」という理念を忘れずに、普段、照れくさくて「ありがとう」なんて言えないない人も、ちょっと勇気を出してみませんか。