花粉症 2015年はいつからいつまで戦うハメに?
現在日本人の約25%が花粉症と言われています。一口に花粉症と言っても原因は一つではありません。
一旦、症状が出始めるといつまでこの苦しい状態が続くのか、と気が遠くなってしまいますよね。
いつからいつまで続くものなのか
多くは春先に見られますが、花粉が秋口に飛ぶものもあり、時期は限定されませんし、植物によっても多少のブレがありますが、以下の花粉症カレンダーが目安となるデータを示してくれていますので、参考にはなりそうですね。
花粉症カレンダー 画像も同サイトより引用
では、そもそも花粉症とはなんなのでしょうか。
アレルギー性鼻炎は大きく二つ
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となりアレルギー症状を起こす季節性アレルギー性鼻炎です。
この季節性アレルギーは、原因となる花粉が飛ぶ時期に発症し、日本では約60種類の植物が原因になるといわれています。
鼻の症状だけでなく、目のかゆみなどの症状を伴うことが多く、のどの渇き、肌のかゆみなどの症状がある場合もあります。
次に、通年性アレルギー性鼻炎は主に原因となる物質が一年中あるもので、ハウスダスト、ダニ、ペットの毛などが原因となります。症状はぜんそく、アトピー性皮膚炎などを合併させる場合もあります。
最近通年性アレルギー性鼻炎と花粉症両方に悩む人や、アレルゲン(アレルギーの原因物質)の種類が増えたりと、ほぼ一年中鼻炎に悩む人も多くなっています。
なるべく病院に行こう
アレルギー性鼻炎の症状らしきものが出たら、自分で対処していませんか?
本当に自分は花粉症なのか、自己診断は禁物です。症状が一緒でも、人によってはスギ花粉が原因とは限りません。症状をしっかり抑えるためにも、自己判断せず専門医の診断を受けましょう。
注射一本で花粉症を解決?!
つらい花粉症の症状のために、仕事に身が入らないというお悩みも多いと思います。そこから逃れるために飛びつきそうな夢の治療法の情報があります。
そう、注射一本で花粉症の症状が出なくなる、というものです。
その注射はステロイド薬の筋肉注射を指すものと思われますが、厚生労働省の花粉症対策情報によると、その副作用からアレルギー専門の施設では行われていない、としています。
~花粉症の疫学と治療そしてセルフケア~ 厚生労働省
専門医の投薬を受けるのは一般的に症状が出る前に服薬を始めることで効果が確認されています。
季節が始まってからの薬剤投与よりもより高い効果を得るためにも、早めの行動が大切です。
セルフケアはどんなことをすればいい?
では、医師の指示に従った服薬などのほかに自分でできる花粉症のセルフケアは、なにがあるでしょうか。
外出時のマスク、メガネを着用などで体内にアレルゲンを取り込まないことが重要です。
また、花粉の飛散情報を得て、家にいる場合も窓の開け閉めなどにも注意が必要です。
以下のサイトなどが参考になるでしょう。
環境省花粉観測システム(はなこさん) 画像も同サイトより引用
yahoo!花粉情報 画像も同サイトより引用
外出先から帰宅したら、衣服の表面についた花粉を家に持ち込まない、というのも一策です。
専用ブラシなども販売されており、便利な道具で効果的に花粉を落としましょう。
花粉吸収ブラシ 画像も同サイトより引用
花粉症と付き合っていくために
自分の症状が花粉症なのかどうなのか、自分を知ることが第一歩です。
憂鬱な日々を少しでも明るく過ごせるように、花粉症と上手に付き合っていきましょう。