初鰹と戻り鰹、どっちがおいしいの?そんなあなたに!
『初鰹』や『戻り鰹』って、テレビで聞くけどなんなんだろう?そう思ったことはありませんか?
せっかくお金を出して魚を食べるなら、おいしい時期に、おいしい方法で食べたいですよね!
そんなあなたのために、『初鰹』と『戻り鰹』の違いから説明いたします!
『初鰹』って、いつ取れる?
まず、鰹が回遊魚であることはご存知でしょうか?
回遊魚というのは、渡り鳥のように時期によって住む場所を移動する魚のことです。
鰹の場合は、黒潮という暖かい海水の流れとともに移動しています。
鰹が住む太平洋側では、この黒潮は九州南海から三陸海岸にかけて走っていますので、初鰹が日本ではじめにとれるのが九州ということになります。高知産が有名な理由がわかりますね。
鰹は九州沖なら3~4月、本州沖なら4~6月にかけてゆっくり北上していくので、この時期が初鰹の時期といえます。
初鰹はえさを食べて太りながら北上していく時期の鰹ですので、比較的脂が少なくさっぱりとした味わいといえるでしょう。
『戻り鰹』はどうちがうの?
『初鰹』が北上していく鰹だったのに対して『戻り鰹』南下していく鰹の呼び名です。北上する間にしっかりとえさを食べ、産卵に備えているため脂がたっぷりとのっています。
この南下をする時期は9~10月といわれています。
ここでも、一番太った状態の鰹がとれるのが九州沖ですので、やはり高知産に価値が出ることになります。
たたき以外の食べ方は?
鰹といえば『たたき』が有名ですが、最近ではカルパッチョにして洋風の味付けで楽しむ食べ方や、パン粉をつけてあげる鰹カツにするなどの食べ方があります。
私のおすすめは鰹カツなのですが、この鰹カツにも二つのパターンがあります。
一つ目は先に漬け鰹にしておくから揚げ式鰹カツです。
画像はE・レシピ/漬けカツオの揚げ物より転載
漬け、というのは醤油などの調味料につけておいた魚の総称なのですが、つまり先に味をつけて置いてから揚げることが
から揚げ式鰹カツの特徴といえます。この漬けの調味料も、醤油などのオーソドックスなものから、オリーブオイルなどの洋風なものまでお好みで探ってみるのも楽しいと思います。
二つ目は、後から味をつけるスタンダードな鰹カツです。
画像は明神水産 鰹deカツより転載
ポン酢や醤油など、お好みの調味料を揚がった鰹カツにかけるものなので、ホームパーティーなどで人数が集まり、好き嫌いが違う方がいるときなどにお勧めです。