食卓のお供に!?ラッキョウの意外な効果と栄養
カレーのお供として、福神漬けと二大巨頭を築いている酢漬け『らっきょう』。
実家で暮らしていたころは食卓にあがる機会もあったけど、大人になってからはめっきり…。なんて方も多いのではないでしょうか。
しかし、らっきょうには血管の老化防止や便秘解消などの、思いがけない健康効果があるのです。
今日はらっきょうの秘密を紹介したいと思います。
血液サラサラで病気知らずに?生活習慣病の予防
玉ねぎやらっきょうなどの香味の強い根菜には『硫化アリル』という物質が豊富に含まれています。
この物質には、血液が凝固するのを防ぎ血流をスムーズにする作用があります。
また『フルクタン』という成分は動脈硬化や心臓病、脳血管障害を引き起こす悪玉コレステロールを減少させてれるうえ、不要なコレステロールを吸収し、排出を促してくれる働きがあります。
この二つの効果を兼ね備えているらっきょう、毎日の食卓に乗せていた昔の日本人が長生きだった秘密なのかもしれませんね。
便秘解消も?豊富な食物繊維!
便秘の際一番原因として思い当たるのは、やはり「野菜不足・食物繊維不足」であると思います。
野菜は足が速いうえに値段も高いとなると、買うことをためらってしまいますよね。
そんななかで、長期保存のできるらっきょうは優れもの!しかも、全体の重さに対して、5分の1が食物繊維でできていて、野菜の中でもかなり含有量が多くなっています。
便秘を解消することで老廃物がきちんと排出されることになるため、長期的に見ればらっきょうで美肌も手に入るということになります。
夏バテ対策にも?食欲増進・疲労回復効果!
らっきょうの特徴的な香りや味が苦手だとおっしゃる方も多いのですが、実はあの香りには食欲を増進させる効果があるのです。
夏バテで食が進まない…、という方は甘めの味付け・香りのするメーカーのものから、ためにて食べてみる価値があると思います。
子供のころは、私も甘いらっきょうをおやつ代わりに食べていました。
さらに、血液サラサラ効果のコーナーでも紹介した『硫化アリル』には、疲労回復効果の強いビタミンB1の吸収を助ける作用があります。
夏バテで疲れ切っている体を回復させるには、もってこいの効果といえるでしょう。